一人前の芸者になる前の見習い期間の芸者を「半玉はんぎょく」と呼びます。芸はもちろん礼儀作法や三味線やお囃子、茶道等の諸芸を学びます。その後は芸者の中でも「立方たちかた」「地方じかた」と分かれ、それぞれの専門性を高めるため、修業に励みます。

立方

主に舞(日本舞踊)を担当する芸者衆のことをいいます。お座敷やお客様の意向に合わせて、ふさわしい舞を披露しなければなりません。また急な要望にも臨機応変に対応することが求められるため、幅広いレパートリーが必要です。

地方

三味線やお囃子を担当する芸者衆のことをいいます。地方も立方同様、多くのレパートリーが必要です。また、地方は立方の舞を見ながら演奏するため「間」を常に心がけ、演奏しなければなりません。その技はとても難しく、多くの練習時間を積み重ねます。

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